猫コロナウイルスによる「猫伝染性腹膜炎(FIP)」は治せる病気になりつつあります。

子猫や老猫に多く発症する、致死率がほぼ100%の恐ろしい病気「猫伝染性腹膜炎(FIP)」。

過去半世紀にわたって治療法がなく、発症してしまうと対症療法しか出来ることがありませんでした。

しかし近年、FIP治療に有効な可能性がある新薬が登場し、大きな話題となっています。

不治の病だったFIPは、現在治療することができるのでしょうか。

※ 筆者は医療関係者ではなく、FIP治療薬の一般ユーザーです。 FIPが治療できると知らず涙を呑んでいる飼い主様に届けたい一心で執筆しております。 間違った解釈や情報が記されている可能性もありますが、すべて筆者の妄想です。 間違った妄想が見つかった場合、こちらよりこっそりとお教えいただけますと幸いです。

猫伝染性腹膜炎(FIP)ってどんな病気?

2020年に大きな話題となった新型コロナウイルス(COVID-19)とおなじコロナウイルスに属する、猫コロナウイルス(FCoV)が原因となる病気です。

猫コロナの一つである猫腸管コロナウイルス(FECV)がストレスなどの原因により猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)に突然変異したとき、猫伝染性腹膜炎(FIP)が発症します。

  • 発症すると致死率がほぼ100%
  • 発症確定後の余命が平均9日
  • 現在有効だと承認された治療法なし

という非常に恐ろしい病気です。

1歳未満の子猫に特に多く発症する病気であり、3歳以下・8歳以上の猫も発症しやすいと言われています。

また難しい病気でもあり、いまだにはっきりとわかっていない不明点も多い病気です。

原因になる猫コロナウイルス(FCoV)ってどんなウイルス?

猫コロナウイルス(FCoV)は2種類に分けることができ、

  • 猫腸管コロナウイルス(FECV)
  • 猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)

があります。

猫腸管コロナウイルス(FECV)は猫の80%が感染しているとも言われていて、病原性は非常に低く、症状が出ても下痢程度のものです。

猫腸管コロナウイルス(FECV)に感染していても多くの場合は勝手に治っていますが、そのFECVの突然変異体である猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)は病原性が非常に高く、変異してしまうと致死率がほぼ100%になってしまいます。

それぞれが非常に似たウイルスで、検査などで区別することが難しく、

「FIPの症状が出ていればFIPV」
「出ていなければたぶんFECV」

といった感じの、まだよくわかってないウイルスです。

ただし、猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)になると猫腸管コロナウイルス(FECV)に戻ることはないので、できるだけ突然変異させないよう注意を払う必要があります。

猫コロナはどうやってうつる?

猫コロナウイルスは、感染者の糞尿・唾液に含まれます。

新型コロナウイルス(COVID-19)のように飛沫感染することはないようですが、

  • 感染者がしたトイレの臭いをかぐ
  • トイレ砂を踏んだ手足を毛づくろいする
  • 感染者を毛づくろいする
  • 感染者を触った飼い主の衣類などに付着したウイルスに触れる

などの行為でも感染してしまいます。

親猫からも感染してしまう場合があるため、ペットショップからお迎えした血統種の猫であっても、猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症するリスクが十分にあります。

猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)に変化した状態のウイルスは他の猫に感染することはないと考えられていますが、猫腸管コロナウイルス(FECV)はウイルスの行き来をすることで感染に感染を重ねてしまうので、猫コロナの症状や抗体価が高い場合は猫同士を会わせないようにしたほうがいいでしょう。

猫コロナが突然変異するのはなぜ?

実際のところ詳しいことはわかっていませんが、一般的にストレスがかかった時に突然変異すると言われています。

単頭飼いよりも多頭飼いのほうが圧倒的にストレスが高まり、発症リスクも非常に高くなるようです。

出産後の兄弟を同時に育てる場合でも猫には大きなストレスがかかるので注意して育てる必要があります。

猫伝染性腹膜炎(FIP)の症状はどんなもの?

FIPの症状には3種類のタイプがあり、

  • ウェットタイプ(滲出型)
  • ドライタイプ(非滲出型)
  • 混合タイプ

に分かれます。

共通した症状に

  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 元気消失
  • 発熱

などの症状が出ます。

初期症状は上記の症状しか出ず、なかなか発見しづらい病気です。

元気がなくなった・食欲が減ってきたなど気づいた場合、気にしておいて損はないと思います。

ウェットタイプ(滲出型)

お腹や胸に腹水・胸水が溜まるタイプのFIPです。
柔らかい水風船のように膨れ、お腹を触るとタプンタプンと揺れるようになります。

多くの場合で黄疸が出て、おしっこが黄色くなります。

場合によっては嘔吐・下痢、胸水が溜まりすぎると呼吸困難などの症状が出ることもあります。

ドライタイプよりも進行が早く、お腹が膨れ始めて黄疸も出たら、短いと数日でなくなってしまうこともあります。

FIPかどうか検査するだけでも結果が出るまでに数日かかってしまうので、異変があれば早い段階でお医者さんに診てもらい、血液の検査・腹水や抗体価の検査をしてもらいましょう。

ドライタイプ(非滲出型)

腹水・胸水は溜まらず、内臓に肉芽種というしこりが出ます。

病状の出る部位が非常に多岐にわたり、

  • 脳(麻痺・痙攣など神経症状)
  • 眼(ぶどう膜炎・虹彩炎など)
  • 肝臓(肝腫大・黄疸)
  • 胃腸(嘔吐・下痢)
  • そのほか

などの症状が出るようです。

ウェットタイプより診断が難しく、進行も比較的ゆっくり。 しかし致死的であることは変わりありません。

異変を感じたらすぐお医者さんに診てもらいましょう

混合タイプ

腹水・胸水があるうえに、内臓に肉芽種が見られ、ウェット/ドライタイプ両方の症状が出ているタイプ。

FIPの治療方法は?治った猫はいる?

FIP・猫コロナは予防できる?

実際にFIPを発症した猫の治療経過を掲載しています

生まれて4か月の子猫「ほたて」が猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症し、機体の新薬を使用して治療を行っています。

治療経過の報告をブログに記していますので、ぜひ参考になさってください。

https://2ps.cat/fip/medicine/